画家 Akemi Morimoto氏のオンラインショップ、というより家です。
商品紹介は #DAYSTORY さんによるエッセイを。
ほんのひとときを、どうぞおたのしみください。
〈 DAYSTORY とは。〉
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気の置けない友人から、プレゼントをもらう。
プレゼントを選ぶためにお店を回ったり、こっちの色がいいかもなんて悩んでいる姿を想像すると、
プレゼントの中身なんてどうでもよくなって、渡すまでに使ってくれた時間のほうが嬉しく思う。
大切な人へ宛てて、手紙を書く。
どんな便箋にしようかなとか、ああでもないこうでもないと何度も書き直す自分が、
ふとした瞬間にほんのすこしだけ、恥ずかしくも愛おしく感じる。
人生も、”そんなこと”のように思う。
誰かが言っていた。人生は要約できない。
「あれが人生の転機だった」という記憶に残っている”点”よりも、
「そういえば、そんなことあったね」と曖昧に覚えている”ゆるりとした線”のほうが、
振り返ってみると人生をつくっているような気がする。
僕たちが欲しいのは、ガラリと人生が変わるキッカケなのかもしれない。
でも大切にしたいのは、なんてことのない、ただの「日常」だ。
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日常を書き留めるのではなく、
過ぎゆく日常をただ書き連ねる。
めにみえないたいせつなものは、たぶんそこに居ると思うから。
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「なんでもないひの、なんにもないもの」をテーマに、様々な出来事やモノに触れていきます。
なんてことのないただの日常が、今日のあなたにも続きますように。
願わくば、世界中のすべての人々が、なんてことのない日常を送れる世界になりますように。
written by 白川 烈